はじめに
「あ、危ない!」そう思った瞬間
お子さんはとっさに身を守ることができるでしょうか?
子どもは好奇心旺盛で
まだ危険を十分に理解できません。
そんな時に大切なのが「危険回避能力」です。
転びそうになった時に手をつく
バランスを崩した時に立て直す
高いところから飛び降りる時に安全に着地する…
これらの能力は
お子さんの安全を守る大切なスキルです。
体操教室では日々
子どもたちの身体能力向上に取り組んでいますが
危険回避能力も運動を通じて自然に身につけることができるんです。
1歳から未就園児のお子さんに向けて
日常生活の中で楽しみながら危険回避能力を育てる方法をお伝えします。

1歳頃:基本的な身体感覚を育てよう
よちよち歩きでも大丈夫!
バランス感覚の基礎づくり
1歳頃の子どもは、まだ歩き始めたばかり。
この時期に大切なのは
転ぶことを恐れず
転んだ時の対処法を自然に覚えることです。
日常でできる工夫:
- ソファや低いベッドなど
少し高さのあるところから降りる練習 - 手をつないで、でこぼこ道や芝生の上を歩く
- 大きなクッションの上で立ったり座ったりする遊び
手をつく反射を育てよう
転んだ時に顔を守るために手をつく「保護伸展反射」は
この時期に育てたい重要な能力です。
家庭でできる遊び:
- 膝をついた状態で
ゆっくり前に倒れて手をつく練習 - ボールプールに前向きに倒れ込む遊び
- パパやママの膝の上からゆっくり前に倒れる遊び

2歳頃:動きが活発になってきたら
より複雑な動きにチャレンジ
2歳になると走ったり跳んだりできるようになります。
この時期は
より複雑な危険回避動作を身につける絶好のタイミングです。
おすすめの遊び:
- マットレスや布団の上でゴロゴロ転がる
- 低い段差からのジャンプ練習
(着地時に膝を曲げることを意識) - 平均台代わりにテープを床に貼って
バランスを取りながら歩く
空間認知能力を高めよう
周りの状況を把握し
危険を察知する能力も重要です。
日常での取り組み:
- 「ここは高いね」
「ここは滑りやすいね」などの声かけ - 障害物をよけながら歩く遊び
- 狭い場所を通り抜ける体験

3歳頃:判断力も育ってきます
自分で危険を判断する力を育てよう
3歳になると
ある程度危険を理解できるようになります。
体の動かし方と一緒に
判断力も育てていきましょう。
実践的な練習:
- 公園の遊具で
「ここは危険かな?安全かな?」と一緒に考える - 雨の日の滑りやすい床での歩き方を体験
- 段差の高さを見て
ジャンプするかしないかを判断させる
より高度な身のこなしを身につけよう
この時期には
より複雑な危険回避動作ができるようになります。
応用編の遊び:
- 前転や後転の基礎
(頭を守りながら丸くなる) - 片足立ちでのバランス遊び
- 高いところから飛び降りる時の正しい着地方法

日常生活で気をつけたいポイント
過保護になりすぎないことが大切
危険を完全に取り除くのではなく
適度なリスクを経験させることで
子ども自身が危険を察知し
回避する能力を身につけます。
失敗を責めず
学びの機会として捉える
転んだり、ぶつかったりした時は
「なぜそうなったのかな?」
「次はどうしたらいいかな?」
と一緒に考えてあげましょう。
体を動かす機会を増やす
日頃から体を動かしていると
とっさの時の反応が良くなります。
お家の中でも、音楽に合わせて踊ったり
簡単な体操をしたりして
楽しく体を動かす習慣をつけましょう。

まとめ
危険回避能力は
一朝一夕では身につきません。
日々の遊びや生活の中で
少しずつ育てていくことが大切です。
大切なのは:
- 年齢に応じた段階的な取り組み
- 遊びを通じて楽しみながら身につける
- 失敗を恐れず、学習の機会として活用する
- 適度なリスクを経験させる勇気を持つ
お子さんの安全を守りながら
健やかな成長をサポートするために
ぜひ今日からできることから始めてみてください。
エンジョイリズム体操教室では
このような危険回避能力も含めて
お子さんの総合的な身体能力向上をサポートしています。
何かご不明な点がございましたら
お気軽にお問い合わせください。
お子さんの安全で健やかな成長を
私たちと一緒に見守っていきましょう。
まずは体験レッスンから、お気軽にお越しください。
お子さまと一緒に楽しみながら、成長をサポートさせていただきます。
※体験レッスンのお申し込み・お問い合わせは、各講師のページより受け付けております^^