「がんばって！」と声をかけたら
子どもが突然泣き出してしまった…
そんな経験はありませんか？実は、私たちが何気なく使っている「がんばって」という言葉が
子どもの年齢によっては逆効果になることがあるのです。
特に3歳前後の子どもには
この言葉がプレッシャーとなり
チャレンジする気持ちを奪ってしまうことも。でも大丈夫！
子どもの発達段階を理解して
適切な声かけをすることで
お子さんの「やってみたい！」という気持ちを最大限に引き出すことができます。今回は、年齢別の効果的な声かけ術と
子どもたちが自然と体を動かしたくなる環境づくりについてお伝えします。
なぜ3歳児に「がんばって」は重荷なのか？
3歳児の心の発達を理解しよう
3歳前後の子どもは
まだ「がんばる」という抽象的な概念を十分に理解できません。
この時期の子どもたちは
- 今この瞬間 を生きている
- 楽しい・面白い が行動の原動力
- 失敗への不安 よりも好奇心が強い
- 大人の期待 を敏感に感じ取る
「がんばって」という言葉は子どもにとって
「完璧にやらなければいけない」
「失敗してはいけない」
というメッセージとして受け取られがちです。
その結果、本来なら楽しめるはずの活動が
プレッシャーの源になってしまうのです。
「がんばって」が与える影響
- チャレンジする前から緊張してしまう
- 失敗を恐れて新しいことに挑戦しなくなる
- 自分の力を信じられなくなる
- 楽しさよりも「うまくやらなければ」が先に立つ
年齢別・効果的な声かけ術
2-3歳：「一緒に」の魔法の言葉
この時期の子どもたちには
共感と安心感を与える声かけが効果的です。
効果的な声かけ例
- 「一緒にやってみよう！」
- 「面白そうだね！」
- 「○○ちゃんなら大丈夫！」
- 「ママも見てるよ」
避けたい声かけ
- 「がんばって」
- 「上手にやりなさい」
- 「できるでしょ？」
4-5歳：「どう思う？」で自主性を育む
自我が芽生えるこの時期は
自分で考える力を伸ばす声かけが大切です。
効果的な声かけ例
- 「どうやったらできるかな？」
- 「どんな気持ち？」
- 「すごい発見だね！」
- 「○○くんの工夫が素晴らしい！」
ポイント： 結果ではなく、過程や努力に注目した声かけを心がけましょう。
6歳以上：「自分なりの」を大切にする
この時期になると、他者との比較を意識し始めます。
個性と成長を認める声かけが重要です。
効果的な声かけ例
- 「前よりも上達したね！」
- 「君らしいやり方だね」
- 「どんな工夫をしたの？」
- 「挑戦する気持ちが素敵！」
運動遊びで実践！声かけのコツ
体を使った遊びでの声かけ実例
チャレンジする場面
❌ 避けたい声かけ
「がんばって！」
「みんな見てるよ」
「上手にできるかな？」
「お友達を見習って」
⭕ 効果的な声かけ
「楽しそうだね！」
「一緒にやってみよう」
「わあ、勇気があるね！」
「どうだった？」
「上手になったね！」
失敗した時の声かけが最も重要
子どもが失敗した時こそ
その後の成長を大きく左右する重要な瞬間です。
失敗時の効果的な声かけ
- 「大丈夫、大丈夫」
（まず安心感を） - 「今度はどうしてみる？」
（次への意欲を） - 「チャレンジしたね！」
（挑戦を認める） - 「一緒に考えよう」
（サポートする姿勢を）
子どもの「やりたい！」を引き出す環境づくり
1. 比較しない環境を作る
子ども一人ひとりの成長ペースは違います。
他の子と比較するのではなく
その子自身の成長に注目しましょう。
2. 小さな成功体験を積み重ねる
大きな目標を小さなステップに分けて
達成感を味わえる機会を増やします。
3. プロセスを認める習慣をつける
結果だけでなく
「やってみた」
「工夫した」
「続けた」
といったプロセスを認めることで
子どもの内発的動機を育てます。
4. 大人も一緒に楽しむ
子どもは大人の表情や態度を敏感に感じ取ります。
大人が心から楽しんでいる姿を見せることで
子どもの「やってみたい」気持ちが自然と湧いてきます。
体操教室での専門的なサポート
適切な声かけと併せて
専門的な指導環境も子どもの成長には欠かせません。
体操教室で得られるメリット
- 年齢に応じた適切な運動プログラム
- 専門講師による個別サポート
- 同年代の仲間との健全な関わり
- 段階的なチャレンジで自信を育成
- 家庭では難しい多様な運動体験
エンジョイリズム体操が大切にしていること
私たちは「楽しさ」を最優先に
お子さん一人ひとりの個性と成長ペースを大切にしています。
「できた！」の喜びを通じて
運動が大好きになる心を育てることを目指しています。
経験豊富な講師が
お子さんの発達段階に合わせた適切な声かけと指導を行い
保護者の皆様にも家庭での関わり方をアドバイスします。
まとめ：子どもの可能性を最大限に引き出すために
子どもへの声かけは
その子の自己肯定感や挑戦する意欲を大きく左右します。
今日から実践できるポイント
- 年齢に応じた声かけを意識する
- 結果よりもプロセスを認める
- 比較ではなく成長に注目する
- 一緒に楽しむ姿勢を大切にする
- 失敗を学びの機会として捉える
「がんばって」という言葉を完全に封印する必要はありません。
大切なのは、子どもの心の発達段階を理解し
その子に最も響く言葉を選ぶことです。
お子さんの「やってみたい！」という気持ちを大切に育て
運動を通じて心身ともに健やかな成長をサポートしていきませんか？
まずは体験レッスンから、お気軽にお越しください。
お子さまと一緒に楽しみながら、成長をサポートさせていただきます。
※体験レッスンのお申し込み・お問い合わせは、各講師のページより受け付けております＾＾