「また今日も体操の時間に泣いちゃった...」
「お友達と比べて動きがぎこちない...」
そんなお子さんの様子を見て
心配になったことはありませんか？実は、運動が苦手だと感じている子どもたちの多くは
「できない自分」を責めてしまい
どんどん運動から遠ざかってしまいます。
でも大丈夫！
適切なアプローチで
運動嫌いの子どもでも必ず体を動かす楽しさを
見つけることができるんです。0歳から6歳のお子さんを持つお母さん・お父さんに向けて
運動が苦手な子どもが自信を取り戻し
体操を好きになるための具体的な方法をお伝えします。
運動が苦手な子どもの心の中を理解しよう
「できない」が「嫌い」に変わってしまう理由
子どもたちが運動を嫌いになる一番の理由は
「うまくできない」という体験の積み重ねです。
跳び箱が跳べない
ボールがうまく投げられない
みんなについていけない...
そんな経験が続くと
子どもは「僕は（私は）運動が下手なんだ」と思い込んでしまいます。
特に2歳〜4歳の時期は
他の子と比較して「できる・できない」を判断し始める年齢。
この時期の体験が
その後の運動に対する姿勢を大きく左右します。
運動が苦手な子どもによく見られるサイン
- 体操の時間になると表情が曇る
- 「疲れた」「やりたくない」と言うことが増える
- 新しい運動に挑戦することを嫌がる
- 体を動かすより静かな遊びを好む
- 転んだり失敗したりすることを極端に怖がる
もしお子さんにこのようなサインが見られたら
まずは運動に対する苦手意識を取り除いてあげることから始めましょう。
魔法その1：「できた！」を積み重ねる小さなステップ作り
子どものレベルに合わせた目標設定
運動が苦手な子どもには
まず「できた！」という成功体験を
たくさん積ませてあげることが大切です。
例えば、跳び箱が苦手な子には
いきなり跳び箱に挑戦させるのではなく
まずは手をついて跳び箱によじ登る、跳び箱の上でバランスを取る
といった小さなステップから始めます。
具体的な段階分けの例
ボール遊びが苦手な場合
- 大きくて柔らかいボールに触れる
- ボールを両手で持って歩く
- ボールを地面に置いて転がす
- 近い距離で転がしてキャッチ
- 投げる動作に挑戦
このように細かく段階を分けることで
子どもは「今日もできた！」という達成感を毎回味わうことができます。
魔法その2：比較ではなく、その子だけの成長を見つめる
他の子と比べない声かけ
「○○ちゃんはできるのに...」
「お兄ちゃんの時はもっと上手だったのに...」
このような比較の言葉は
子どもの自信を奪ってしまいます。
代わりに
その子だけの成長に焦点を当てた声かけを心がけましょう。
NG例： 「みんなはできるよ、頑張って！」
OK例： 「昨日より手が高く上がってるね！」
NG例： 「どうしてできないの？」
OK例： 「今度はこっちの方法でやってみようか」
子どもの努力を認める言葉
結果だけでなく
過程や努力を認める言葉をかけてあげることも重要です。
- 「最後まで諦めずに頑張ったね」
- 「新しいことに挑戦する勇気があるね」
- 「転んでも泣かないで立ち上がったね」
- 「お友達を応援する優しい気持ちが素敵だね」
魔法その3：遊びの要素を取り入れて楽しさ倍増
運動を「遊び」に変える工夫
運動が苦手な子どもほど
「練習」や「訓練」という堅いイメージを持ちがちです。
そこで
運動を楽しい遊びに変えてしまいましょう。
例：バランス感覚を育てる遊び
- 線の上を歩く → 綱渡りの曲芸師ごっこ
- 片足立ち → フラミンゴのまねっこ
- でんぐり返し → だんごむしに変身
例：跳ぶ動作を楽しくする遊び
- ケンケンパ → うさぎさんのお散歩
- ジャンプ → カエルさんの大冒険
- 高く跳ぶ → ロケット発射ごっこ
音楽やリズムを活用する
音楽に合わせて体を動かすことで
自然と楽しい気持ちになります。
お気に入りの歌に合わせて手を振る、リズムに合わせて歩く
といった簡単な動きから始めてみましょう。
魔法その4：安心できる環境作り
失敗を恐れない雰囲気作り
運動が苦手な子どもは
失敗することを極端に恐れる傾向があります。
「失敗してもいいんだよ」
「みんな最初は上手にできないよ」という
安心できる雰囲気を作ってあげましょう。
家族みんなで一緒に楽しむ
お母さんやお父さんも一緒に体を動かして
「運動って楽しいんだ」ということを示してあげてください。
大人も完璧である必要はありません。
時には失敗して笑い合うことで
子どもも「間違えてもいいんだ」と安心できます。
魔法その5：体の発達段階に合わせたアプローチ
年齢別の発達特徴を理解する
0-2歳：感覚を育てる時期
- 様々な質感のものに触れる
- 音や色に反応して体を動かす
- ハイハイ、歩行などの基本動作を十分に経験させる
3-4歳：基本動作を身につける時期
- 歩く、走る、跳ぶ、投げるなどの基本動作
- バランス感覚を育てる遊び
- 手先の細かい動きを取り入れた活動
5-6歳：複合的な動きに挑戦する時期
- 複数の動作を組み合わせた運動
- ルールのある遊びやゲーム
- 協調性を育てる集団での活動
個人差を認めることの大切さ
同じ年齢でも
発達のスピードは子どもによって大きく異なります。
「みんなができるから」ではなく
その子のペースに合わせてサポートしてあげることが何より大切です。
運動嫌いは必ず克服できる！
運動が苦手な子どもでも
適切なアプローチと温かいサポートがあれば
必ず体を動かす楽しさを見つけることができます。
大切なのは：
- 小さな「できた！」を積み重ねること
- 他の子と比較せず、その子だけの成長を見つめること
- 遊びの要素を取り入れて楽しさを演出すること
- 安心して挑戦できる環境を作ること
- 子どもの発達段階に合わせたサポートをすること
お子さんが運動を通じて自信を取り戻し
体を動かす喜びを感じられるよう
焦らず温かく見守ってあげてくださいね。
「うちの子は運動が苦手だから...」と
諦める必要はありません。
きっと、お子さんにぴったりの運動の楽しみ方が見つかるはずです。
一緒に、お子さんの可能性を信じて
楽しい運動の時間を作っていきましょう！
まずは体験レッスンから、お気軽にお越しください。
お子さまと一緒に楽しみながら、成長をサポートさせていただきます。
※体験レッスンのお申し込み・お問い合わせは、各講師のページより受け付けております＾＾